
ホームクリニックなかの・訪問看護リハビリステーションだるまでは、毎月院内での勉強会を開催しています。
今回は、理学療法士の吉原が講師役をつとめ、みんなで「寝返り動作」について勉強しました。
寝返りは、普段何気なく行っている動作ですが、実は身体のさまざまな部分が順番に連動することで、少ない力でもスムーズに行うことができます。
寝返りをスムーズに行うための一番のポイントは、「目線」です。
●寝返りは「目線」から始まる
仰向けから左側へ寝返る場合、まず左側へ目線を向けることから動きが始まります。
目線が左へ向く ⇒ 首が回る ⇒ 肩が回る ⇒ 体幹が回る ⇒ 骨盤が回る ⇒ 寝返り完成!

このように身体の各部分が連動して動くことを、リハビリでは「運動連鎖」と呼ぶことがあります。
●介助するときも「目線」から
寝返りを介助するとき、つい身体を持ち上げたり、腕や肩を引っ張ったりしたくなります。
しかし、介助者がすべての動きをつくってしまうのではなく、本人が持っている自然な動きの流れを利用することが大切です。
まずは、「こちらを見てください」と声をかけ、寝返りたい方向へ目線を誘導してみましょう。
目線から首、肩、体幹、骨盤へと動きがつながっていくので、介助する側はこの流れをアシストするようにサポートします。
そうすることで、介助する側は少ない力で済み、ご本人にとっても自然で楽な寝返りにつながることがあります。
●神経内科専門医の院長よりひと言!
声掛けで指示に従うのが難しく、目線を誘導しにくい方には、ぬいぐるみなど、その方が興味を示しやすい
ものを使ってみてください。
●今日から使えるワンポイント
寝返りをするとき、あるいは寝返りをお手伝いするときには、「寝返りは、目線から!」
ぜひ、この一言を思い出してみてください。
ほんの小さな工夫が、毎日のケア・介護を少し楽にしてくれます。
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