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【なかの・だるま通信②~Well-Aging~よりよい生き方を支える―訪問リハビリの現場から】

【なかの・だるま通信②~Well-Aging~よりよい生き方を支える―訪問リハビリの現場から】

こんにちは。

ホームクリニックなかの・訪問リハビリテーション部門、理学療法士の吉原です。

今回は、訪問リハビリを通じて出会った方のエピソードをご紹介します。

※掲載にあたっては個人が特定されないよう内容を一部変更しています。

【夏用布団で快適に♪】

今回ご紹介するのは、70代で一人暮らしをされている方のエピソードです。

股関節の手術後にご自宅へ退院されましたが、腰痛を併発したことで日常生活動作能力が低下し、訪問リハビリが導入となりました。

介入当初は痛みが強く、積極的な運動を行える状態ではありませんでしたが、無理のない範囲で少しずつ身体機能の回復を図っていきました。

ご本人も自主トレに熱心に取り組まれ、その積み重ねによって腰痛は徐々に軽減。

歩行も少しずつ安定していきました。

【「自分で選ぶ」という目標】

ある日、ご本人からこんな希望がありました。

「暑くなる前に夏用の掛け布団を買いたいんです。隣町のしまむらまで行って、自分で選びたい。」

私は、この目標を大切にしたいと考えました。

生活に必要な物であれば、誰かに買ってきてもらうことはできます。

しかし、自分でお店へ行き、実物を見て、触れて、自分が気に入ったものを選ぶ――。

そして、暑い夏には通気性のよい布団を使って快適に眠る――。

ほんのささいなことかもしれません。

でも、こうした営みの中にこそ、日々の暮らしをよりよく生きる豊かさがつまっていると、私たちは考えます。

【選んでいる横顔】

実際にお店へ出かけることができた日。

「こっちの柄がいいかな?」

「こっちはちょっと高いけど、防菌効果があるんだ。」

「ペンギンの絵さえなければなぁ……。」

そんなことを言いながら、納得のいく一品を探しているときの横顔は、とても生き生きとしていました。

その様子をそばで見ながら、私自身も心から嬉しくなりました。

【私たちが支えたいもの】

私たちが支えたいのは、単に「動作ができるようになること」や「歩けるようになること」だけではありません。

その先にある、「自分で選ぶ」「行きたい場所へ行く」「自分らしく心地よく暮らす」という、その方自身の生活です。

年齢を重ねることや、病気・ケガなどによって心身に不自由さが生じることは、誰にでも起こり得ます。

それでも、その人なりの「好き」や「心地いい」を大切にしながら、前向きに、ごきげんに日々を過ごせるよう支えていく。

          ”ちょっと嬉しい’’  ”今日は楽しかった’’  ”また次もやってみよう’’

そんなふうに思える瞬間をひとつずつ増やしていく。

私たちはそれを支える伴走者でありたい。

その思いを胸に、これからも一人ひとりの暮らしに寄り添ってまいります。

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